top of page
  • 執筆者の写真Shima.FC

良い選手ほどエゴを捨てられる。

 コロナウイルス感染予防のための休校措置が5月末まで延長された。さらに、全国総体や全中までもが中止となる事態となった。先が見通せない状況の中で、今何ができるか…。

 

 と考えていたところに、JFAから機関紙が届いた。いつもならサクッと読み流して放っておくが、少し読んでみようと思いページを開いてみた。そこでこんな記事が目に飛び込んできた。

           『ピンチのときこそすべき振る舞い』

 フットサル日本代表監督であるブルーノ・ガルシア氏の隔月連載の記事である。フットサル代表は積極的に外国人監督を招聘し、世界基準での強化を進めている印象であり、なんと昨年度はアンダー世代がアジアを制した。サッカーよりも体系化が進んでいるという話をよく聞き、私もフットサルに興味がわいてきている。そんなフットサル界からの提言である。一部抜粋しよう。

『・・・、感染症のリスクにさらされ、スポーツができない状況でもそれを乗り越えるために何をすべきか、それを意識するための価値観を持っておくことが不可欠だと考える。

 これは、チームが苦戦を強いられているときに自分に何ができるかを考えることと同じだろう。本当に頼れる選手、私が考える良い選手は、劣勢の時ほどエゴを捨ててチームプレーに徹する。こうした選手は、組織に勝る個人はいないと知っているから「”自分”はどうすべきか」ではなく、常に「”自分たち”はどうすべきか」とチームを主語にしてプレーする。

 その意味で、いま世の中をにぎわせている買い占め問題を見ていると、誰がソリダリティー(社会的な団結心)を持っていて、誰がエゴイストかがよくわかる。広義に言えば、社会モチームと捉えられる。そのチームが苦境に陥り、そこから挽回を図りたいのであれば、「われわれはどうすべきか」と考えた方が問題解決につながる。そう考えることができれば、買い占めもおのずとなくなると思う。」

 今、自分たちは二つの病に直面している。一つは新型ウイルスで、もう一つはエゴイズムという病だ。後者は意識次第で治すことができる。だから、社会というチームがピンチに陥っているときに取るべき行動をとるだけだ。

 ピンチのときほどすべき振る舞いがあると思う。それを今回のクライシスをきっかけに学び、全員で乗り越えていきたい。・・・』


 どう感じ捉えるかはひとそれぞれであると思う。こんなことが考えられないほど追い詰められている人もたくさんいると思う。様々な立場、様々な環境、様々な考え方を尊重した中で、各人が適切な行動をとる必要があることは間違いがない。ただ、その適切な行動も答えがない。正解が示されていないと一歩踏み出しづらいのも確かである。しかしながら、この記事に少しヒントがあると思う。みんなで乗り越えよう!!



 サッカー部では、Googleclassroomを活用した部活動も検討しています。動画の共有やチーム内用語の共有などに挑戦しようと思っています。ご要望等(こんなときどう守ったらいいですか?おすすめの選手の動画見せてください。などなど)ありましたら、Twitterやinstagramなどにメッセージをいただければと思います。

閲覧数:103回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新チームの始動

選手権大会の三重県予選の全日程が終了した。志摩高校は悔しい一回戦敗退となり、三重県のどのチームよりも早い新チーム始動となっている。2年生が11人、1年生が5人の計16人での再スタートである。戦術的にも精神的にもチームの中心であった3年生が抜けたことで個々に求められることが増え、反対に一人の停滞がチームに大きく影響する。 蓋を開けてみるとどうだろうか。オンザピッチでは、変わりなく明るさや向上心をもっ

bottom of page