志摩高校に赴任して初めての長期休暇である。どのチームも遠征や合宿を頻繁に行うシーズンの到来である。しかしながら、今年はスタッフが進路の関係で中々身動きが取れない。ゆえに遠征も一回きりである。ということは、志摩高Gでの練習が成長のカギといえる。
5.6日には東京より内田淳二氏を迎え「枝D講習会」を開催した。両日とも参加した者全員が目から鱗の大満足の内容であった。監督の私は2回目で、さらに深めることができた。技術を再認識しないといけないと強烈に痛感した。この経験をさらに磨いて有意義な夏休みが迎えられそうだ。
と、感じていたが、、、である。
なんともお客様感が抜けない。つまりやらされ感である。最たる例が練習開始時間である。この春から何度も言ってきた。チームとして守ろうと。「自分は間に合っている。」「遅い人が悪い。」果たしてそれだけだろうか?
志摩高校サッカー部は、自分にも周りにも誇れる一生懸命を頑張る集団である。
と、胸を張れる日は来るのだろうか。胸はだれかが張らせてくれるものなのか。
毎試合保護者の方やOBの先輩方が見に来てくれて応援してくれる。遠征の度に費用を負担していただける。学校まで送迎してもらえる。弁当や夕飯を作ってもらえる。これは当たり前なのか?
人は一生懸命ひたむきに頑張る個人・集団に感動し、応援しようと思うものだと感じている。実際私はそうである。どんな分野であれ、周りから見たらどんなに些細なことであれ、本人が必死になって頑張る姿は本当に応援したくなるし、自分も頑張ろうと思えてくる。そんなチームになってほしいし、また頑張る友人・クラスメイト・他の部活生を素直に応援できるチームになってほしい。そのために、チームスローガンである「今、輝くために」を考えてほしいと思う。
我々は志摩高サッカー部である。部員とスタッフが一体となって共に成長を目指すチームである。お互いが信頼しあって、臭いところに蓋をせず努力を継続しよう。きっと将来は輝いていると信じて!!(田村)