8/28.29にかけて滋賀県での八商フェスティバルに参加しました。
なかなか強化ができなかった夏休みの最後の締めとして、何か一つでもチームとして得られるように意識を高く持とうと意気込んで出発した。
1日目@ビックレイク
vs 大津商業高校
人工芝のこれ以上ないコンディションでゲームが始まる。3部リーグの宇治山田戦を教訓に、裏へのランニングを意識することをゲームテーマとした。実際に伊藤、亀嶋を中心に裏へのランニングが多くあった。相手最終ラインを突破してチャンスを創出できた。収穫である。が、裏を強調しすぎるがゆえに手詰まりになってくる。相手が裏を警戒してからは上手くアタッキングに入れない。しかし、徐々に配置につけることも増え始めた。ピッチレベルで解決しようとする姿も見られた。
後半は、メンバーを変えながらの戦いになるが志摩スタイルを貫く選手の姿に頼もしさを感じたいい内容であった。
vs 五條高校
奈良県チャンピオンの五條高校である。リスペクトしすぎることなくプレーできるかがまず大きな壁である。が、前半からインテンシティの高い好ゲームとなる。ハイプレスにビルドアップが引っかかるシーン。いなしてバイタルに入れるシーン。この夏の課題と成果が出た。特に大津商業戦後に確認した前線の配置については理解も高く成長を感じた。
後半も、五條は足が止まらない。なかなか相手陣地にボールを運べないが粘り強く戦った。まだまだ全体として相手を見てプレーすることにストレスを感じているが、前向きに(メンタル面も、技術面も)プレーすることで改善していけるのではないだろうか。
2日目@八幡商業高校
vs 八幡商業
ピッチは水たまりのあるコンディションである。準備していただいた八幡商業高校に感謝しゲームに臨みたい。また選手権も雨が降る可能性が大いにある。このグランドで何ができるかチャレンジである。
前半から、CB-SB間に下りるボランチに手を焼く。守備の基準点、自分のマッチアップをどれだけ早く確認できるかが問われた。全員が当事者意識、チームとして機能することを頭に入れないと「知らない」環境下で力を発揮できない。まだまだ伸びしろがある。一つ一つ改善していこう。
vs 草津高校
オーソドックスな4-4-2スタイルの相手である。守備の基準点がはっきりしている点でハマるかと思われたが、個人のスキルレベルが高く1対1ではがされるシーンが目立った。ボールを意図的に奪うことが難しく、自陣に押し込まれた。1stDFは永遠の課題である。どこかで必ず今日のようにハメられないチーム、個人が現れる。その時にチームとして…となる。これは指導者も含めて志摩高に根付かせないといけないポイントであると感じる。
vs 栗東高校
自陣にひいて守る相手に対してどのように攻めるかがこのゲームのポイントである。案の定、裏・裏・裏となりうまく攻めれない。相手を見てプレーすることの課題がここでも顕出した。配置を取り始めてからは相手CBをうまくつりだしてスペースを作ることができていた。
総括
サッカーの面だけを見ると、様々なスタイルのチームと対戦することができた非常に有意義な2日間となった。他校の監督と話をさせてもらい、色々な考え方を学ぶことができた。この機会を作っていただけた山際先生をはじめとする、関係者の皆様に感謝である。
一方で、オフザピッチはどうだろうか。夜、日が変わるまで音が聞こえている。朝の集合に間に合わない。朝ごはんを食べられない。まだまだ意識が低い者もいる。合宿を通して何を学ぶか。普段の生活がどうなのか。振り返ってほしい。高校3年間は長いようで短い。卒業後、会社や社会に貢献できる人材になるためにこの3年間を意識高く過ごしてほしい。世の中では「意識高い系」という言葉が蔓延り、一生懸命頑張る人を斜から見て揶揄するものもいるが、自分を強く持ち目標達成のために全力で頑張る個人、集団になろう。泥臭く頑張る姿は、かっこいい姿である。